第1回日本生活支援工学会大会
〜より豊かな生活を創造する真の工学技術を求めて〜
日時:2001年4月13日(金) 13〜20時
場所:総評会館(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
大会長:斎藤 正男(東京電機大学工学部)
大会長からのメッセージ
昨年9月の設立総会以来、学会の基盤も少しずつ固まってきました.この学会は、すべての人々の幸せを目指し、福祉、健康、生活などに関して散在する専門学会、工業会、実務者などの間の連絡協力を図るために作られました.連携団体のネットワーク、会員間の意見交換、資質委員会の活動など、その目的に向かっての仕組みを整備しつつあります.あと1年を目途として、骨組みをいちおう完成したいと考えています.
会員間の学術交流、あるいは社会一般へのアピールなどを目的とする会合については、全般的な話題だけでなく、個別の具体的なテーマについても、連携団体との協力など機会を求めて積極的に実施したいと考えております.
今回の趣旨は、「これだけ多くの技術開発の努力がなされながら、役に立つものがなかなか生まれないのはなぜか?」ということです.それぞれの専門家はこの設問に対する答えを既に持っていますが、それらをつきあわせ、愚痴ではなく、現実の改善に結びつけたいと思うのです.またマスコミを含めてこの領域に関心を持つ周辺の人々が、そのような問題が内蔵されていることすら認識していないのも大きな問題です.
専門の目で見れば、細かな問題点がいくらでも気になります.しかし今回は、微妙でわかりにくい点は避け、問題を大きくとらえるように演者の方々にお願いしておきました.参加の方々には、この領域全体を眺め、研究開発のあり方について考えていただければ幸いです.
プログラム
11:00〜12:00 平成13年度第1回理事会
12:30〜13:00 平成13年度通常総会
13:00〜15:10 シンポジウム:「福祉に真に役立つ工学技術とは」
シンポジスト:
「”福祉に真に役立つ工学技術”と”工学に真に役立つ福祉技術”」
寺山久美子(東京都立保健科学大学)
「福祉に役立つ工学技術とは〜在宅リハビリテーション・生活支援のための機器」
木村哲彦(日本医科大学)
「福祉工学科で何を教えるべきか」
宮川道夫(新潟大学)
「障害者、高齢者に教えてもらう」
坂本鐵司(東陶機器(株))
15:30〜17:30 パネルディスカッション
パネリスト:
「ニーズ起点−工学の新たなミッションと発展の機会」
後藤芳一(日本福祉大学)
「建築・まちづくりと生活支援工学」
高橋儀平(東洋大学)
木村哲彦(日本医科大学)
坂本鐵司(東陶機器(株))
寺山久美子(東京都立保健科学大学)
宮川道夫(新潟大学)
コーディネーター:
斎藤正男(東京電機大学)
13:00〜17:00 展示
連携団体や賛助会員によるパネル展示など
18:00〜19:30 懇親会
参加費(予稿集、懇親会費含む)
正会員:3000円、一般:5000円
準会員:2000円、学生:1000円
賛助会員:3000円(3名まで)
copyright(c)2002
The Japanese Society for Wellbeing Science and Assistive Technology
|