会告:実証試験の研究デザイン相談事業
実証試験の研究デザイン相談事業について
実証試験の研究デザイン検討WG
ご案内
日本生活支援工学会では、このたび、福祉用具のエビデンスに関する検討委員会に「実証試験の研究デザイン検討作業グループ」を設置し、実証試験の研究デザインに関する相談事業を開始することになりました。
これは、厚労省の「介護保険福祉用具・住宅改修検討会」への提案をはじめ、福祉用具に関してエビデンスが求められるようになり、そのための研究デザインの検討が必要になってきたことに対応しようとするものです。
福祉用具のエビデンスのための実証試験の研究デザインに関しては、参考書も少ないため、経験の乏しい開発者、利用者にとってはバリアの高いものになっています。このバリアに対するポテンシャルの底上げを図り、我が国における福祉用具の研究デザインの科学的合理性を高めることに貢献したいというのがこの事業の趣旨です。福祉用具の研究デザインについてお困りの方はご遠慮なくお申込み下さい。
1.相談事業の対象
本事業の対象は、福祉用具実証試験の研究デザインに関する相談に限定します。福祉用具に関しては、使用の実態調査、ニーズ調査、各種標準に対する適合試験など様々な研究が想定されますが、この事業の対象は、被験者実験による実証試験に限定します。
2.相談申し込み手続き
相談申し込み書式を下記「申し込み一式」よりダウンロードの上、必要な項目を記入し、学会下記メールアドレスに電子メールにて提出してください。お問い合わせも電子メールに限ります。
提出先、お問い合わせ先:日本生活支援工学会・実証試験の研究デザイン検討WG事務局
メールアドレス:Res.Design@jswsat.org (“@”を半角に変更してお送りください。)
必要書式のダウンロード:申込書(docx形式)
メール送信後3日以内に返信のない時は再送してください。
申し込み期日:随時
申込者資格:当分の間特になし
相談料金:当分の間無料
申し込み受領後、日程調整の上、web会議によってご相談に応じます
3.相談をお受けするにあたってお願いしたいこと
相談をお受けするにあたって、研究デザインに関する予備的知識を得ておられることをお願いします。以下の参考資料等に目を通されて、実証試験の研究デザインの概略を学習しておられるように願いします。
参考資料
a. 日本生活支援工学会倫理審査委員会・申請の手引き.特に「2.4研究計画の科学面」「付録1 研究デザインとデータ処理の例」「付録2 iBOTの臨床試験をめぐって」.(日本生活支援工学会倫理審査のページからダウンロードしてください。)
b. 山内繁、エンジニアのための人を対象とする研究計画入門、丸善出版(2015)
c. 福原俊一、臨床研究の道標第2版、上下巻、認定NPO法人健康医療評価研究機構(2017)
d. S. B. Tulley他、木原雅子・木原正博訳、医学的研究のデザイン第4版、メディカル・サイエンス・インターナショナル(2014)
4.相談担当委員
相談担当委員
山内 繁 NPO 支援技術開発機構・理事長
∗ 日本生活支援工学会・元会長、顧問
∗ 介護保険福祉用具・住宅改修検討会・元座長
田村 俊世 早稲田大学次世代ロボット研究機構
∗ 日本生体医工学会・元理事長